人生は選択の連続

半年前から私はトレーナーとして働いています。

前のブログにも記載しましたが、前職は看護師です。今、全く看護師の業務をしていないわけではないのですが、主な仕事は運動を教え健康を届けるトレーナーです。

ずっと看護師になりたかった私は晴れて国家試験に合格し、看護師として働き出しました。もちろん、すごくやりがいのある仕事でした。毎日新鮮な学びがあって、患者さんとの関わりの中で、患者さんから教えていただくことが多くありました。

実は、パーソナルトレーナーになろうと決めたと同時に一つ諦めたことがあります。

それは、救急の看護師。私は救急医療に特化した看護師を目指すかすごく迷ったのです。

救急外来というところは、生死を彷徨っている状況で、いかに迅速に的確に処置を行うか。それが必要になってきます。その場にいる医師や看護師でとにかく全力を尽くして、目の前の患者さんを救う。この仕事にとてもやりがいを感じていました。救うことのできない患者さんもたくさんいらっしゃいましたが、その場で学ぶことは本当に大きく、私が成長する場でもありました。

救急の現場で看護師として働くか、トレーナーとして別の道を歩むべきかすごく悩みました。周りの人は口を揃えてこう言いました。

「絶対看護師続けた方がいいと思う。経済的にも安定しているし将来困ることないよ」

確かにそうなんです。経済面で言うと、看護師を続けた方がいいに決まっています。

でも、母だけは何を選択するときもこう言います。

「お母さんの意見はこれ。でも、あなたの人生なんだから、選択するのは自分自身。自分の人生なんだから自分で決めなさい」

そして、迷って迷って自分自身が選択した人生はトレーナーとして新しい人生を歩み出すことでした。迷って選択した道なんだから、全力で努力したい。そう思います。

日々、関わる方々に健康になっていただくため運動を提供し、元気と笑顔を与えられるような存在でいたいのです。

新しい道に進んでも、次から次に選択する場面が出てきます。小さなことから大きなことまで、周りの方々にアドバイスは頂きますが、それを参考にしますが、最終的に決めるのは自分自身なんです。

でも、周りの人の意見をたくさん聞いてみるのは私は必要だと思っています。いろんな考え方を知ることができ、選択するときのヒントになるのです。

うまく行かなかった時には、本当にトレーナーの道に進んで正解だったのか?と自分に問いかけることはありますが、「いや、この道に進んで正解だったと思えるような行動をしていこう」と気持ちを切り替えます。間違った選択をして、失敗したとしても大きな学びがあるのです。そうやって、失敗を繰り返し少しずつ少しづつ前に進んで成長していきます。